当店といたしましては、お客様にトータル的に「素敵な男性」になっていただきたいので、服についてもお力になれるように、いくつかの書籍から得た知識をお伝えしたいと思います。
私自身はけっしておしゃれではなく、子どもたちからダサいと言われ、今では子どもたちの着せ替え人形となり、言われるままに買わされたものを着ています。そうしないと服自体を買わないので。
出来上がったコーディネートは以下の内容とは正反対なので、不安なのですが、皆様は安心して参考にしてくださいませ。
ファッションアイテムの選び方ガイド
ジャケット
デザイン: オーソドックスな2つボタン、肩パッドのない軽量で着心地の良いもの
色: 青みが感じられるネイビー(ブラックはスーツっぽいのでNG)
素材: ソロテックスのような高機能素材がおすすめ。軽くて高級感あり
シャツ
デザイン: とことんシンプル
襟の形: ボタンダウンまたはレギュラーカラー
色: 白
素材: コットン
選び方:
流行に左右されない、体にフィットするものを選ぶ
装飾の入ったシャツは避ける(ボタンが黒い、縫い糸に色が入っている、ブランドロゴやワ
ッペン入りもNG)
サイズ:
着丈は、裾の先端が「お尻の中間あたり」にくるように(裾が長すぎる場合はお直しを)
身幅は、「軽く両脇をつまめる程度」に。ゆとりがありすぎてもピチピチすぎてもNG
パーカー
デザイン: できるだけシンプル
種類: ジップ付き、プルオーバーどちらでもOK
色: ネイビー、ブラック (ライトグレーは部屋着っぽく見えるのでNG)
サイズ:
タイトすぎず、ゆるすぎず、 「自分の体に合ったもの」 を選ぶ
「着丈が長すぎないか、袖が長すぎないか」をしっかり確認する
避けるべきデザイン:
裏地にチェック柄が入っているものや派手な色のもの
カーディガン
デザイン: 退屈なくらいシンプル
ボタン: 5つ、またはボタンなしでもOK
色: ネイビー、ブラック
サイズ:
「適度にゆとりがあるもの」を選ぶ (タイトなものや大きすぎるものはNG)
ニットの生地の厚さは体型によって似合うものが変わる
痩せ型の人は「薄手のもの」、普通~ぽっちゃり体型の人は「やや生地に厚みがあるもの」
を選ぶ
避けるべきデザイン:
縁のライン(パイピング)を施していたり、袖丈が短かったり、2色以上使っているなど、デザインにひと工夫を加えたもの。
ストライプシャツ
ストライプ幅: 3~5mm程度(幅が広いほどカジュアル)
色: ブルー×ホワイト
サイズ: 白シャツと同様、両脇を軽くつまめるくらい
避けるべきデザイン:
柄が複雑なもの、高い襟、黒いボタン
リネンシャツ
デザイン: 無地の長袖
色: 白、ネイビー、ミントグリーン、ライトブルー
サイズ:
シャツの丈は前と後ろで長さが異なるので要注意。後ろから見たときに「長すぎない」よう
にする(長すぎるならお直し)
避けるべきデザイン:
チェック柄、複数の色を使ったもの、半袖
バンドカラーシャツ
色: ブルーやネイビーの無地、またはブルー×ホワイトのストライプ
サイズ: 白シャツと同様、両脇が軽くつまめるくらい
丈: おしりの付け根くらいまでの長さ
避けるべきデザイン:
半袖、シワのあるリネン素材、特にベージュ色
チェスターコート
デザイン: シンプルなもの
素材: ウールやカシミヤをブレンド
色: ネイビー、グレー(ブラックは重く見える)
サイズ:
タイトすぎず、ゆったりしすぎない、着ていて違和感のないサイズ
着丈は膝上5~10cmくらい
避けるべきデザイン:
着丈の短いダッフルコート
ステンカラーコート
デザイン: ビジネスシーンでも使えるシンプルなもの
素材: コットンやポリエステル製の軽量のもの
色: ネイビー、ブラックなどの濃い色。春先にはベージュ
サイズ:
袖が長すぎないかを確認(長い場合はお直し)
丈の長さは膝上5cmくらい
避けるべきデザイン:
襟が立ち上がったスタンドカラーコート
ナイロンジャケット
デザイン: なるべくシンプルなもの
色: ブラック、ネイビー
サイズ:
ややサイズにゆとりのある「軽く羽織れるもの」を選ぶ
避けるべきデザイン:
スポーツ着っぽいもの、ブランドロゴが大きいもの、ビビッドな色、多色使い、柄物
ダウンジャケット
デザイン: とことんシンプル
素材: テカテカした光沢がないもの
色: ネイビー、ブラックなどの濃い色
サイズ:
体にフィットしたサイズを選ぶ(着膨れしないように、ちょっとタイトめがちょうどいい)
着丈は腰位置くらいの短めのもの
避けるべきデザイン:
ユニクロのウルトラライトダウン(人と被る)、赤や緑などの派手な色
ボーダーTシャツ
首元: 丸首(ボートネックは避ける)
ボーダー幅: 細かいもの
色: ネイビー(またはブルー)とホワイト
サイズ: 大きすぎず小さすぎず、普通のサイズ
避けるべきデザイン:
柄の幅が大きいボーダー柄
Tシャツ
デザイン: とことんシンプルな丸首
色: 白、ネイビー(襟や裾に白をチラ見せすれば若見え)
サイズ:
着たときに 「適度なゆとりがあるもの」を選ぶ
避けるべきデザイン:
Vネック
ポロシャツ
デザイン: 柄やブランドロゴのないシンプルなもの
色: ネイビー、ブラック(白やグレーはおじさんっぽく見えるのでNG)
サイズ:
着たときに「タイトでフィット感」があるものを選ぶ
裾は、「おしりの中間くらい」 の位置にくるようにする
避けるべきデザイン:
ムダな装飾が多いものや派手な色のもの
ブルージーンズ
デザイン: 太ももから裾にかけて徐々に細くなっていくテーパード型。痩せ型の人にはスキニー
フィットがベスト
色: 薄すぎず濃すぎないやや色落ちしたブルー
サイズ: 脚にフィットした細身のもの
丈: 靴を履いたときに少しだけたるむハーフクッション
避けるべきデザイン:
膝から裾までが同じ太さのストレート型
ブラックジーンズ
デザイン: 余計な装飾のないシンプルなブラック
サイズ:
ピタピタにならない程度のタイトなシルエット
基本はスリムフィット、痩せ型ならスキニーフィット
丈: ブルージーンズと同様、ハーフクッション
避けるべきデザイン:
ピタピタすぎるもの、強いダメージ加工
スラックス
デザイン: 裾に向かって少しずつ細くなっていくテーパード型
色: グレー、ネイビー、ブラック
素材: ウール、または扱いやすいポリエステル
サイズ: 裾は、たわみのないノークッション
避けるべきデザイン:
チェック柄
ホワイトジーンズ
サイズ: ややタイトめ
シルエット: テーパード型(太ももには多少のゆとりを持たせて、ピタッとくっつくものは避け
る)
丈: ブラックジーンズと同様、ハーフクッションで仕上げる
避けるべきデザイン:
ベージュのチノパン
スニーカー
素材: レザー製
色: ホワイト、2足目はブラック
避けるべきデザイン:
スポーツブランドのロゴが大きいもの
革靴
デザイン: コインローファー
色: ダークブラウン、ブラック
素材: 光沢感が抑えられたスエード
避けるべきデザイン:
ビジネス用の革靴、表革の明るいブラウンの革靴、先がとがったデザイン
靴下
種類:
見せる用:ボーダー柄の靴下(黒(ネイビー)×ホワイトのボーダーやヘリンボーン柄)
見せない用:ベリーショートソックス(ブラック)
避けるべきデザイン:
くるぶし丈のスポーツソックス、ビジネスのときに履く黒のロングソックス
トートバッグ
デザイン: とことんシンプル
素材: レザー
色: ブラック、ネイビー
大きさ: 横幅が35cm以上
避けるべきデザイン:
装飾が多いもの、たくさんの色を使ったもの、デザインが凝りすぎているもの
リュック
デザイン: シンプルで大人っぽく見えるもの
色: ブラック
避けるべきデザイン:
ブランドロゴが目立つもの、派手な色使いのもの
メガネ
素材: プラスティック製
デザイン: ウェリントン型、スクエア型、ボストン型
色: ブラック、ブラウン
避けるべきデザイン:
複数の色を使ったもの、柄の入ったメガネ
時計
デザイン: カジュアルな黒文字盤(ミリタリーウォッチ、ダイバーズウォッチ)
色: ブラック
避けるべきデザイン:
文字盤が複雑なごつめのデザイン、3色以上使ったもの
アクセサリー
種類: シンプルなブレスレット
素材: ビーズや石
避けるべきデザイン:
ネックレスのように顔まわりに位置するアクセサリー
マフラー
デザイン: 表と裏で2色使いのもの
色: ネイビー×ブルー、ダークグレー×ライトグレー、ネイビー×ブラウン
素材: ウール、カシミア
柄: グレンチェック柄、千鳥格子柄
避けるべきデザイン:
複数の色を使ったマルチストライプ
体型カバーのポイント
低身長: 縦長感を出す(タイトなサイズ感、ストライプ柄)
ぽっちゃり体型: 体型をすっきり見せる(収縮色:黒やネイビー、ややゆとりのあるサイズ感)
痩せすぎ体型: ボリュームを出す(膨張色:白シャツ、ベージュのステンカラーコート、ホワイ
トジーンズ、重ね着)
脚の短さ: 錯覚効果(ボトムスと靴の色を黒で揃える、トップスの着丈に注意)
配色レッスン
基本: ブラウン・トラッド、モノトーン・スポーティ
春夏: 究極の爽やかさを目指す(ネイビーTシャツ、デニムシャツ、ホワイトのトートバッグ)
秋冬: 男の深みを出す(ツイードジャケット、ボルドーニット、グリーンタイ)
参照元:「服がめんどい」大山 旬 著 ダイヤモンド社
「男子ファッション最強図鑑」山本あきこ 著 かんき出版