昨夜、久しぶりに池袋のジュンク堂へ行ったら、地政学の本がいくつか平積みされていました。
最近よく「地政学的には~」を見聞きする機会が増えたように感じるのも、地政学が浸透してきた証でょう。
地政学が最強の教養かどうかはわかりませんが、国際情勢を知るうえでは必須だと思わせてくれます。
私にとって地政学の面白さは、いくら技術が進歩し、デジタル化されている現代でも、地理という原初的な要因が、国際情勢の帰趨に大きな影響を及ぼしている点です。
歴史を遡ってみても、面白いように地政学が当てはまるのです。
それを知ると世界の情勢を見るときの土台なり、大枠が得られたように思います。
本書は地政学の基本的な部分を押さえつつ、ビジネスマン向けに書かれていて、発行年も2023年と新しいので、ウクライナ戦争のことも含まれていて、説得力があります。
各地域の気候、地形等から入り、現状とその問題点と将来性を説明しているので、流れが掴みやすく、興味を持って読み進められます。
地政学を知ってからは、新聞でも国際欄に興味を持つようになりました。今までは、離れた国の事だと、あっさりと読んでいましたが。
如何せん私は、生まれてから今まで、ここ、雑司ヶ谷一丁目一番地六号から出たことの無い、まさしく「井の中の蛙~」状態なので、頭の中だけでも広げないと、深い井戸の底へ沈んでしまいそうです。
地政学の入門におすすめです。
「地政学が最強の教養である」
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